●アンカー:ソウルの地下鉄の中の空気、なぜあんなに快適ではないのか、すべて理由がありました。
新鮮な空気を取り入れるために作られた換気口の管理、本当にこの程度だったとは知りませんでした。
オム・ジイン記者が現地取材しました。
●記者:ソウル地下鉄4号線・会賢(フェギョン)駅です。地下鉄の換気口の上を、露天商が占領していす。真横の換気口はバス停になっていました。区役所のゴミ箱を置いてある換気口があると思えば、駐車場として使われている換気口もあります。地下へ、良い空気が入っていくわけがありません。商人らは、それが換気口だということすら知りません。
「ここは地面なんだから、ふさごうがふさぐまいが、その人の事情であって、この場所の事情じゃないでしょ」(付近の商人)
ソウル地下鉄3号線・乙支路3街(ウルチロサムガ)駅。やはり換気口は商人らが置いた物ですっかり塞がれています。すぐ横では、塗装とセメントの作業を行っています。ここで出た埃は、すべて地下へ落ちていきます。
ソウルメトロの協力を受け、直接換気口の中へ入ってみました。
「問題ありません、地下鉄はどんなにきれいなことか」(関係者)
しかし、この言葉とは正反対です。入り口から、むっとすろほどの悪臭が鼻をつきます。風が弱く吹くだけでも、ほこりが舞います。雨水と埃がありこちに固まっています。換気口の壁にはかなりさび付き、そっと触れるだけで鉄粉が落ちてきます。
乗客のホームへ通じる換気口にはフィルターが設置されています。しかしこのフィルターも、真っ黒な埃がびっしりと付いています。もともと、このフィルターが白かったことが信じられないほどです。フィルターは通常1ヶ月に4回交換しますが、交換して4日でこうなったとのことです。
しかしこの程度の埃は、何でもないことという反応です。
「埃が入っていくのが、私の肉眼でも…」(記者) 「いや、1ヶ月積もれば、どれだけ積もることか…」(関係者)
地下鉄の中の空気は、すべて地上の換気口を通って、地下鉄が走るトンネルに下りてきますし、ホームにも入ってきます。換気口が汚染さてていれば、地下の空気はどうなるか?
スタッフが入手した、昨年のソウルメトロの独自調査報告書です。外部に公開されたことがないこの報告書には、トンネル内の微細粉塵濃度が、最高1743μgにもなっています。電車がほとんど走らない深夜に調査しても、基準値より10倍も高くなっています。
フィルターがあるホームも、一部駅では微細粉塵が基準値より2倍以上多くなっていました。またベンゼンや芳香族炭化水素のような、人体に有害な揮発性有機化合物を測定してみると、ホームの半分以上が基準値を超えました。
それでもソウルメトロは、地下鉄の内部空気には何ら問題ないとし、汚染された換気口を事実上放置してきました。
「換気口がきちんと改善されなければ、どんなに内部でそれを浄化しても効果は見られないでしょう」(チョ・ジョンシク議員/国会産業資源委員会)
ソウルメトロは今年も地下の空気をきれいにするために、数百億ウォンを投じています。しかしその莫大な金額を、具体的にどこへどのように使っているのかに対しては、回答を拒否しました。
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SBSの報道でも提起されてきた、地下鉄の空気汚染。原因は換気口だけではないかもしれませんが、呆れた実態は事実のようです。

