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地下鉄9号線運営方式変更…マッキンリーは撤退へ

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運賃値上げ問題などで騒動を起こしていた、地下鉄9号線の運営方式が変更されました。外資系ファンドのマッキンリーが撤退し、最小運営収入保障制度も廃止されます。
キム・ホソン記者です。

<記者>
パク・ウォンスン ソウル市長は今日記者会見を開き、新しい株主として交代したソウルメトロ9号線側との変更実施協約を締結し、9号線の運営方式変更を終えたと明らかにしました。

昨年4月、一方的な運賃値上げ案内文を掲示し、騒動になった地下鉄9号線に対しては、運賃決定権が民間事業者に付与され、高い収入率が保障される等、過度に事業者へ有利であるとの指摘が上がっていました。

変更になった協約は、まず運賃決定権をソウル市が持つようにし、独断的な運賃値上げ措置はなくなります。
また予想より収入が少ない場合、これを保障する最小運営収入保障も廃止され、費用保障方式に転換し、実際の不足分のみ支援することになりました。

さらに国内で初めて、市民が9号線の債権に投資し、平均4.3%の収益を得られるようにする、1千億ウォン規模の債権型市民ファンドも導入することにしました。

9号線の最大株主であったマッキンリーは、株をすべて売り渡して事業から撤退し、教保(キョボ)生命や韓火(ハナ)生命など11社が、新たな投資者として参画しました。

「今日発表した地下鉄9号線のソウル駅民間資本事業の革新モデルは、この先ソウル市の民間資本事業の羅針盤になることでしょう」(パク・ウォンスン/ソウル市長)

ソウル市は協約変更によって、3兆ウォンの費用節減があるものと予想しています。

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市側に有利な条件になりましたが、当初の条件を覆し、よくぞここまで持ってこれたなとも思います。

[蔚山] 太和江駅、利用客が回復の兆し…110万人を予想

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KTX蔚山駅の開業以降、急減していた太和江(テファガン)駅の利用客が、ふたたび増えていることが分かりました。

太和江駅の利用客は、KTX蔚山駅の開業前の2009年、132万人だったものが、2011年には93万人に減っていましたが、今年上半期に56万人を記録し、今年は110万人の水準まで回復する見込みです。
太和江駅の利用客が回復の勢いに乗ったのは、ムグンファ号を利用した列車観光パッケージが人気を呼んでいるためであると見られています。

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KTX開業の際、蔚山駅の名前をKTX新駅に譲り、旧蔚山駅は太和江駅へと名前を変えました。平行在来線になったにも関わらず、利用客を回復させているのは立派。2015年、釜山まで通勤電車が走り始めれば、最高記録更新も夢ではないかもしれません。

「KORAILポイント」未使用額260億ウォンに

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列車乗車券の購入額の一部に付与されるKORAILポイントの利用可能範囲が限られており、未使用額が数百億ウォンに達することが分かりました。

KORAILがシム・ジェリョル国会議員に提出した資料によると、今年8月現在のKORAILポイントの残高は総額で1,909億ウォンであり、このうち260億ウォンが未使用額です。
乗客が利用せずに消滅したポイントも、55億ウォンを超えます。

KORAILポイントは、乗車券や駅内売店に用途が限られています。

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いわば「囲い込み」ツールであるポイントの用途が制限されるのは当然。何が問題にされているのか、よく分からないニュースです。

ソウルのタクシー初乗り3,000ウォン

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ソウル市内のタクシー初乗り運賃が、4年ぶりに値上げされる予定の中、初乗り運賃は3,000ウォンになる見込みです。

ソウル市議会は、現在2,400ウォンの初乗り運賃を3,000ウォンに値上げし、他の市・道へ越境する際20%の運賃を割増する「市外運賃」も復活させる案を採択しました。
午前0時から4時までの深夜割増時間は、そのまま維持することにしました。

タクシー運賃の値上げは、物価対策委員会の審議を経て確定し、来月中に施行される見込みです。

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3案あった値上げ案のうち、もっとも有力と言われていた案に落ち着いたようです。

[清州] KTX五松駅、利用客59%増

五松駅(2013/5/6)
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開業3周年を前に、KTX五松(オソン)駅の利用客数が、じわじわと増えています。

今年に入ってから先月末までのKTX五松駅の利用客数は146万7,000人で、昨年同期の72万4,000人に対して59%増加しました。
これは1日平均6,000人が利用していることになり、世宗(セジョン)庁舎と五松の行政機関移転に伴うものと見られます。

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行政首都移転で、伸びる五松駅。停車本数が増えれば、京釜線と湖南線の乗り継ぎも便利になります。

[江原] 京春レールバイク、加平まで延伸

春川レールバイク
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京春(キョンチュン)線の廃線跡で運営されている京春レールバイクが、来年から京畿道・加平(カピョン)まで延長される見込みです。

京春レールバイクと京畿道加平郡は、現在、春川(チュンチョン)市の京江(キョンガン)駅から北漢江(プッカンガン)鉄橋まで3.6kmを運営しているレールバイクを、来年から700m延伸して、加平中心部までの4.3kmを運営する予定です。

レールバイクの延伸運行で、春川の江村(カンチョン)と加平、南怡島(ナミソム)を結ぶ観光軸が形成され、さらに1日最大4,000人以上の観光客流入効果が期待されます。

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飛ぶ鳥落とす勢いのレールバイク、ついに道をまたぎます。

KTXのネット割、ダフ屋が独占

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KORAILが昨年10月にKTXの会員割引制度を廃止し、代わりに早めにインターネットで購入すれば最大半額となる「破格値割引きっぷ」を売っています。

では普通の乗客が少し急げば、この割引きっぷを買えるのか?調べてみると、ダフ屋ばかりがいい仕事になっているようです。
ノ・ユジン記者が現地取材しました。

<記者>
KORAILのホームページを開き、破格値割引きっぷの購入を試してみました。
1ヶ月前からの発売ですが、売り切れです。
翌日も、やはり売り気れ。
一所懸命に接続してみても、割引きっぷは残っていません。

結局、KTXのきっぷを売買している、あるインターネットサイトに接続しました。
際立って販売実績が多いIDが目に付きます。

ソウル~釜山間、片道で35,000ウォン。
KORAILの破格割引25,000ウォンよりは1万ウォン程度高いですが、通常の53,300ウォンよりはかなり安いです。

このきっぷで、KTXに乗ってみました。
横の乗客は、やはりKORAILの割引きっぷの予約ができずに、インターネットで割引きっぷを買ったとのことです。

「もしかして、この番号を持った人から買いましたか?」
「はい、この方から(きっぷを)よく買ってるんです」

領収書に書かれたネット割の価格が25,300ウォン。
ダフ屋が、KORAILの破格割引きっぷを1ヵ月前に独占して購入した後、1万ウォンを加えて売りさばいているのです。

「小遣い稼ぎに、こんなやり方を始めたんですが、よく売れるもので…」(ダフ屋)

売れなかったきっぷは、出発前日までに払い戻せば全額が返ってくるシステムであることから、ダフ屋から見れば絶対に損のない商売です。

「実質的に個人間での売買までは、正確に把握できる状況ではありません」(KORAIL関係者)

割引対象者を増やすとして、会員割引制度を廃止して導入した、インターネット破格割引きっぷ。
ダフ屋の腹ばかりを肥やし、普通の乗客には絵に描いたもちに過ぎません。

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日本でいえば「早割」に相当するきっぷなのに、全額払い戻しとは気前のよい話。乗客にとっては便利ですが、まずこの点の改善から必要でしょう。

[首都圏] 富平駅「ピアノ階段」楽しさいっぱい

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首都圏のニュース、今日は地下鉄の駅に健康階段のニュースを中心にお伝えします。
仁川から、イ・ジェチョル記者です。

<記者>
地下鉄を利用する際、階段を自力で登るよりは、エスカレーターを利用されることが多いと思いますが、階段がこのように変わればいかがでしょうか?ご覧ください。

仁川市・富平(プピョン)駅の乗り換え階段。
ピアノの鍵盤の柄の、いわゆる「健康階段」がお目見えしました。

一歩登るたびに、ピアノの最初の音階である「ド」から、17段階の音が鳴ります。
音とともに、階段の照明も付きます。
カロリー消費量や、健康寿命増加量も表示されています。

利用客は、好奇心から歩いてみて、楽しさを感じています。

「珍しいですね、歩くたびに音が出て、気分もいいですし、森の中を歩いているような感じもして、特に運動をしなくても痩せていくような感じもします」(利用客)

「面白くて、楽しめると思います。こんな階段を楽しみながら上り下りしていれば、健康にもいいでしょうし、とても気分がいいです」(利用者)

ピアノ階段は公共交通の利用者との健康作りのため、仁川交通公社がカトリック大 仁川聖母病院と協同で設置しました。
地下鉄の階段をこのように改装したのは、全国でも初めてです。

「健康にも優れた地下鉄を作るために、このピアノ階段を企画し、多くの市民が利用して一層健康になれればと思います」

仁川交通公社はこの先、ピアノ階段を増やしていく計画です。

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これは楽しそう!次回首都圏に行く際には、ぜひ訪ねてみたいと思います。

ソウルのタクシー値上げ…「市外割増」復活 初乗り3千ウォンレベルへ…10月中にも確定

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<アンカー>
2,400ウォンのソウルのタクシー初乗り運賃が、10月から3千ウォン前後に上がります。またソウルから他の地域に行く際の割増運賃も、復活する見込みです。
チェ・ヒョアン記者がお伝えします。

<記者>
ソウル市はタクシーの初乗り運賃を、2,900ウォン、3,000ウォン、3,100ウォンのいずれかに値上げする調整案を、市議会に提出しました。

このうち最も有力な値上げ案は、タクシーの初乗り運賃を3,000ウォンにし、市外への割増運賃制度を再導入する案です。
市外割増運賃は、ソウルのタクシーが京畿道へ行く際、運賃の20%を付加するものです。
この場合、初乗り運賃の値上げ率は10.5%になります。

初乗り運賃を2,900ウォンにする案の場合、市外割増運賃を導入すると同時に、深夜割増の適用時間を夜11時に前倒すもので、値上げ率は9.3%です。
初乗り運賃を3,100ウォンとするもう一つの案は、市外割増や深夜時間の見直しを行いませんが、値上げ率は11.8%にもなります。

「3,000ウォンに市外割増を行い、深夜時間帯も現行通りに維持する案が、最も望ましいと思う」(ユン・ジュンビョン/ソウル市都市交通本部長)

最終の初乗り運賃は、市議会での議論と物価委員会の審議を経て、10月中に確定します。

しかし乗車拒否の問題などのサービス改善案抜きであり、運賃値上げで家計への負担が大きくなることに、少なくない批判が予想されます。

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10年前には「1,000ウォンちょっと」という感覚だったタクシーの初乗り運賃も、ついに3,000ウォン代へ。気軽な庶民の足だったタクシーは、日本の感覚に近付いてきました。

ソウルの深夜バス拡大、また延期…市民の不便は後回し

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遅い夜帰宅する市民のため、ソウル市が深夜バスを一度運行してみたところ、反応は良好でした。そこで当初、先月に路線を拡大することとしていましたが、今はずるずると先延ばししています。
シム・ヨング記者がお伝えします。

<記者>
金曜の夜、ソウル江南(カンナム)駅一帯。
相変わらず「タクシー争奪戦」が繰り広げられています。

「何台逃しました?」「今通り過ぎて行ったのだけでも、10台は見送ったみたいです」(市民)

「空車」表示灯をつけながらも、乗車拒否するケースが後を絶ちません。

「(タクシー運転士が)行かないだとか、予約だとか(言うんですよ)。どこに行くのかと、聞いておきながらですよ。誰が見たって乗車拒否じゃないですか、当然」(市民)

このような「帰宅ストレス」を減らすために、ソウル市がこの4月から深夜専用バスを導入しました。
試験運行期間にも1日平均3千人を超える利用があるほどの人気で、上半期のソウル市を輝かせる政策2位にも選ばれました。

ソウル市は7月から本格運行するように計画し、深夜流動人口が多い地域を中心に、7路線を追加選定しました。

しかし準備不足を理由に、一度実施を延期し、今月に入り再度1ヶ月延期しました。
深夜バスにより収入が減るというタクシー業界の主張に、来年の地方選挙を前にしたソウル市が顔色を伺っているという批判が出ています。

「タクシーに関連したいくつかの交渉において、順調に進められる雰囲気作りの次元で、時期を若干ずらした、そう理解されればよいと思います」(ユン・ジュンビョン/ソウル市都市交通本部長)

ソウル市が、運賃値上げや割増時間の調整など、タクシー業界の要求は受け入れながら、毎晩帰宅戦争を繰り広げる市民の不便解消は、優先順位が下げられているとの分析です。

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日本の都営交通24時間化構想でも懸念される、タクシー業界の反発。乗車拒否ばかりの韓国でも、事情は変わらないようです。

3世代目KTX公開…2015年に湖南線へ導入

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2015年に開通予定の、湖南(ホナム)高速鉄道に導入される3世代目KTXが公開されました。
イ・ホンガプ記者です。

<記者>
湖南高速鉄道向けの車両であるKTXの試作車が開発を完了し、公開されました。
5分16秒で時速300キロで走ることができる、超高速列車です。

これまでのKTXより座席数が50席近く増え、膝と前の座席までの余裕空間も5.7センチ広がりました。
また、すべての座席にモバイル機器用コンセントを設置しました。

故障が頻発していた、第2世代KTXのKTX山河の問題点を大幅に見直し、列車の安定性を高めました。

技術開発を通じて、51億ウォン分の部品を新たに国産化しました。
11月からは10万キロの試運転により、乗客の安全のための最終点検を行う計画です。

3世代目のKTXは、2015年に開通する湖南高速鉄道に導入される予定です。
湖南高速鉄道の五松(オソン)~光州間が先行開業すれば、ソウルから木浦(モッポ)までの所要時間は、現在の3時間11分から2時間5分へ、約1時間短縮されます。

ソウル~釜山はもちろん、ソウル~木浦までの嶺南・湖南地域すべてで半日生活圏が可能になります。

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動力分散式の高速列車の開発も進んでいたはずですが、第3世代KTXはこれまで通りの機関車方式。塗装は目新しいものの、KTX山河に似たスタイルになっています。300キロまでの到達時間は、N700系新幹線の180秒に比べればまだまだ。ただ快適性の向上は、たまにしか利用しない国外利用客にとっても嬉しい改善です。

[首都圏] 都市鉄道公社、6~7号線にサービス施設拡大

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ソウル都市鉄道公社が、地下鉄6号線と7号線の遊休空間を開発し、市民サービス施設を拡大することにしました。
76駅、2万平方メートルの空間が、商業空間と休憩空間として開発される計画です。

今回の遊休空間開発は、施設投資費全額を事業者が負担する方式で進められます。
小規模事業者の保護と事業参加機会の拡大のため、商業空間の70%以上が中小事業者に提供される予定です。

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他線に比べれば地味な存在といえる6~7号線、誘客のためにも従来にないサービスに期待したいものです。

[大田] 駅舎新築事業、早ければ来年5月着工

大田駅コンコース(2013/5/2)
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大田駅舎の新築事業が、早ければ来年5月に着工される見込みです。
セヌリ党のイ・ジャンウ議員は、鉄道施設公団が現大田駅舎横の線路上に、待合室に駅事務室、サービス施設などを備えた建築面積8,600平米規模の新築駅舎を建てることにし、来年3月までに設計を行い、5月頃に起工する方向で進めていくと伝えました。

2015年に完成予定の新大田駅舎周辺には、最大8万5千平米規模の複合施設を建設し、商業施設やショッピングモール、ホテルなどを誘致する案も議論されています。

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KORAIL本社のお膝元、大田駅は複合化で遅れを取っていましたが、韓国の名古屋駅と呼ぶにふさわしい大型駅舎になるようです。

ソウル市の新交通システム、10年間で段階的に建設

龍仁新交通

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<アンカー>
パク・ウォンスン市長の就任以降 中断されていた新交通システム(軽電鉄)事業が、再び進められることになりました。ソウル市は今日、9路線の新交通建設計画を発表しました。
ホン・ジュンスン記者です。

<記者>
ソウル市が9路線、総延長85kmの新交通システムを、この先10年間で段階的に建設するとした「ソウル市都市鉄道 総合発展方案」を発表しました。

汝矣島(ヨイド)からソウル大までの新林(シンリム)線、往十里(ワンシムニ)駅から上渓(サンゲ)駅までの東北線が建設され、牛耳(ウイ)~新設(シンソル)の延長線と、新月洞(シヌォルドン)から堂山(タンサン)駅までの木洞(モットン)線など、7路線の建設が進められます。
また政府の広域交通改善対策に反映されたウィレ~シンサ線など二路線も含まれます。

2008年に基本計画に入っていた上岩洞(サンアムドン)DMC線は、周辺の開発計画が中止されたことにより除かれた代わり、蘭谷(ナンゴク)線が追加されました。

「10分以内でアクセスが可能で、鉄道サービスが及ぶ地域が62%から72%に大きく拡大します」(パク・ウォンスン/ソウル特別市長)

総事業費は8兆5千億ウォンで、このうち民間資本が3兆9千億ウォン、開発事業者の分担金は3兆7千億ウォンで編成されます。
運賃制度は、都市鉄道運賃制度を適用する方針です。

ソウル市都市鉄道基本計画は、国土交通部の承認後、来年には確定する見通しです。

しかし龍仁(ヨンニン)や議政府(ウィジョンブ)など既存の新交通が、失敗した事業として評価を受けている状況で、地方選挙を意識した政策ではないかとの批判もあり、進められる過程においては賛否が分かれることも予想されます。

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すべてが実現すれば便利にはなるでしょうが、無限の財政負担が許されないのは確か。建設の過程ではトラブルも多いだけに、慎重な事業の進行が求められます。

「温度を26度に…」蒸し風呂の地下鉄、節約が最善?

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ラッシュ時、地下鉄は巨大な蒸し風呂のようです。暑すぎると、非常ボタンを押す乗客もいるほどです。省エネも結構ですが、混み合う時間には温度を弾力的に調節すべきとの声が高まっています。
キム・ジョンウォン記者の現場リポートです。

<記者>
各種測定装置を持って、地下鉄に乗りました。
時間は午後4時、乗客が特に多くない列車は、温度が25度と涼しいです。

しかし夕方のラッシュが近づくと、乗客が押し寄せ、温度はもちろん湿度もあっという間に上がり、握り棒が曇るほどに蒸し暑くなりました。
地下鉄に乗客が増え続け、温度が30度に迫るほど、かなり上昇しました。

このような満員電車では、あおぐような空間もないため、相当に暑く、不快感も高まります。

温度は30度を超えました。
乗客の顔は赤く熱くなり、首筋からは汗が流れます。
サーモグラフィーで見てみると、人が黄色い光を出していますが、体温を発散し室内温度を高めているのです。

さらに冷房を弱めて温度を高くしている「弱冷房車」は、もっと暑くなっています。
ベビーカーに乗った子どもも、頬を赤らめぐずがり…

「暑くてなのか、子がぐずがります」

取材チームも、汗が雨が降ったかのように流れます。

これほどにもなれば、運転席に苦情が殺到します。

「運行中の列車208編成列車に、暑いとの苦情が寄せられています。暑いとの苦情が寄せられています」(管制室)

「非常ブザーを押して、暑いからエアコンを強くしろと…一瞬でブザーの警告音が大きく鳴りますから、(驚いて)焦りました」(車掌)

乗客に、理解を求める案内放送が流れます。

「現在この列車は、政府奨励温度により冷房を稼動させています。室内が多少暑く感じられるかもしれませんが…」(案内放送)

電車の室内設定温度は26度。
しかしこれは、定員の160人に合わせた温度です。

乗客が半分の7~80人の時には25度まで下がりますが、ラッシュ時に300人を超える満員電車になれば30度まで上昇します。

「すでにやる気のない状態で(職場に)来ていますが、(市民が)もっともよく利用する地下鉄でこのように室温を制限し、業務効率が向上するのかという点では、経済学上でも多くの疑問になります」(パク・ヨンミン/経済研究所研究員)

電力不足を防ぐため、みんなで節電に取り組むことは必要です。
しかしラッシュ時だけでも冷房を調整する柔軟性を見せることも、経済的には大きな利益にもなるという指摘が上がっています。

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事情は違えど、日本と同じく原発停止の影響で電力難に見舞われてる韓国。絶対量の節電ではなく、ピークカットの考え方を柔軟に取り入れる必要もありそうです。

[独占] ソウル地下鉄9号線、運賃値上げ白紙化へ

2009/9/23 地下鉄9号線電車

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<アンカー>
ソウル地下鉄9号線の運賃値上げが、全面白紙化されます。ソウル市が、民間資本誘致のためあらゆる恩恵を与えてきたメトロ9号線との協約を、全面的に見直すことを、メトロ側と合意しました。
チェ・ヒョアン記者の独占報道です。

<記者>
ソウル市は最近、9号線の民間資本運営業者であるメトロ9号線との交渉により、新たな協約を締結することで電撃合意しました。

まず、民間分の収益率を大幅に引き下げることにしました。
これまでは9号線の運営業者に、税引き後8.9%の収益率を保障していましたが、これを3%水準に引き下げます。
このように収益率が下がれば、運賃値上げの要因が大きく減り、税金での赤字補填の額も小さくなります。

また運賃決定権をソウル市が持つこととし、運賃値上げも行わないことにしました。

「(9号線の)運賃に対しては、ソウル市が決定します。他の都市鉄道との統一運賃形態を維持することが、基本原則です」(ソウル市関係者)

協約の変更が実現したのは、9号線の大株主がマッコーリーコンソーシアムから韓火(ハンファ)生命や教保(キョボ)生命などの保険会社コンソーシアムに変わったためです。
投機資本という世論の批判にマッコーリーが手を引くや、超低金利時代に安定的な事業を求めていた保険会社らが、ソウル市の要求を受け入れたことから実現しました。

「税金の無駄使いになっていたということです。暴利を保障してきましたから…これが今回、是正されたのです。運営決定権をソウル市が求めてきました。これは、とてもよい先例になります」(イ・デスン/弁護士・投機資本監視センター)

今回の9号線の協約変更は、過度に高い収益を保障してきた他の民間資本事業にも、少なくない影響を及ぼすものと見られます。

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ソウル市側に有利な変更がなぜ実現したのかいぶかしんでいましたが、大株主の変更という大きな動きが起こっていました。

[仁川] 「予算853億、宙へ」…月見銀河レール、廃棄

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<アンカー>
首都圏のニュース、今日は手抜き工事が物議を醸した月見(ウォルミ)銀河レールの破棄のニュースです。
仁川から、イ・ジェチョル記者がお伝えします。

<記者>
月見銀河レールを補強の後、正常運行させる案が白紙化されました。
現在の状態では正常運行は難しく、施工者さえ補強の要請に積極的な意思を見せていないためです。
ご覧ください。

仁川交通公社は、総体的な手抜き工事が明らかになった銀河レールについて、施工者の韓信公営(ハンシンコンヨン)と協議を続けることは、時間の無駄との結論に至りました。
重大な欠陥を補強しない状態で、運行はできないということです。

鉄道システムの建設経験がない業者に施工を任せた点、鉄道の完成車両を作ったことがない業者が製作・納品した点、手抜き監理、交通公社の不十分な管理監督、このような要因が手抜きの塊を作ってしまったのです。

交通公社は、財政損失と仁川市の名誉を落とした施工者と監理団、発注部署の関係者に対し、民・刑事上の責任を問うことにしました。

また手抜き工事を分かっていながら竣工処理を行った前仁川交通公社の社長を告発し、当時関連業務を担当していた仁川市職員4人と、交通公社職員10人に対しても、厳重に問責を求めることにしました。

「深い反省とともに、これを白書として整理し、歴史の記録として先々このような手抜きが発生しないよう、他山の石としていきます」(オ・ホンシク/仁川交通公社社長)

銀河レールの活用案と関連しては、空の散策路やレールバイク、検証されたモノレールの3案を検討しています。

3種類の案において、事業者を公募した後、来年3月までには確定することにしました。

結局 銀河レールは、実に853億ウォンを空に飛ばした、予算の無駄使いの代表的な事例という汚名を持つことになりました。

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韓国初の営業用モノレールは、悲劇の結末を迎えてしまいました。

地域事業費124兆投入…GTXは予備妥当性調査中

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<アンカー>
朴槿恵大統領が選挙の際に打ち出した地域公約の履行のため、地域事業計画が確定しました。124兆ウォンの事業ですが、「公約」ならぬ「空約」にならないか、また無駄使いではないか、詳しく分析してみました。
チャン・セマン記者がお伝えします。

<記者>
1日に数百万人が通勤戦争を繰り広げる、首都圏の交通難。
京畿道が解決策として打ち出したのが、広域急行鉄道「GTX」です。

首都圏一体の主要拠点をX字型に結ぶ地下鉄道で、最高速度200km、首都圏どこからでもソウルの都心まで30分台で行けるようにするという構想ですが、現在は予備妥当性調査が進行中です。

このGTX事業を始め、大統領の地域公約事業は合わせて167事業。
晉州(チンジュ)~光陽(クァンヤン)間の複線電化や、セマングムの内部開発などすでに進行中の71事業に、新規96事業を含め、合わせて124兆ウォンが投じられます。

新規事業には春川(チュンチョン)~束草(ソクチョ)間の東西高速化鉄道、麗水(ヨス)~南海(ナメ)間の東西交流連陸橋、南部内陸鉄道などが含まれていますが、予備妥当性調査を通じて事業規模が調整されることもあります。

「既存の予備妥当性調査を行いましたが、妥当性が不十分な結果になった事業などは関係部署、自治体と方向性を定め…(パン・ムンギュ/企画財政部予算室長)

経済性について賛否が分かれていた東南圏新空港は、今回の地域事業リストから外されました。

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京畿道が強く推し進めていたGTXが、選挙公約になっていたとは。韓国の首都圏、ぐっと狭くなりそうです。

水西方面のKTX運営会社を新設…組合「一方的な民営化」として反発

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国土交通省が、水西(スソ)方面のKTX運営会社を今年中に新設し、KORAILを2017年までに分野別子会社として分割する、鉄道産業発展法案を発表しました。
水西KTXの運営会社は、KORAILが30%の持分を持ち、国民年金を初めとした公共年金基金に残りの持分を持たせる方式で設立されます。

全国鉄道労働組合は、一方的な民営化法案であるとして反発しており、賛否投票の結果、ストライキも辞さない構えを見せています。

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現在は上下分離になっているKORAILですが、今回打ち出されたのは路線別の「分割・民営化」方針のようです。

綱渡りの電力…昼間時間帯の電車間引き

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今日は朝から、空からは日差しが、顔からは汗が流れるのを見て、予想はされたことだと思われます。電力需要が今夏最大値を更新しました。節電のため、電車の運行本数も減らされることになりました。
ハン・スング記者がお伝えします。

<記者>
光化門(クァンファムン)広場が、子どもに占拠されました。

ソウルの最高気温は、32.2度。
京畿道・東豆川(トンドゥチョン)市が33.7度、江原道・洪川(ホンチョン)郡で33.1度を記録するなど、真夏のような暑さが続いています。

「家では必ずエアコンを付けていますが、それより自然の風や水と遊ぶ方がいいと思って、出てきました」(市民)

このため、今日の電力需要は6,607万kwを記録し、今年の夏に入って最も多くなりました。

午前11時2分には、予備電力に余裕がなくなってきたことから、再度電力警報1段階に当る「準備」が発令されました。
電力警報は、先週から休日を除く毎日発令されています。

「6月7日の金曜日よりも264万kwがさらに増加し、今年に夏に入って電力需要が最も高くなったのが今日です」(チョ・ジュンマン/電力取引所 状況室長)

青瓦台は節電のため、主席秘書官会議をワイシャツ着用・ノーネクタイで行いました。

「青瓦台が、率先して電力消費を減らして下さい。私も最近は、ほとんどエアコンを入れずに過ごしています」(朴槿恵大統領)

またソウル市は7~8月の2ヶ月間、昼間時間帯の地下鉄の運行本数を12.5%間引き、電力使用を1万kw以上削減することにしました。
明洞(ミョンドン)や新村(シンチョン)など、通行人の多い8地域で、扉を開けたまま営業する行為も、協力に取り締まります。

電力取引所は木曜日深夜からは、霊光郡の原発・ハンビ3号機が最大出力を出せるようになり、多少は事情が好転するものと予想しています。

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事情は異なりますが、日本と同様の電力難に見舞われている韓国。日本と同じように、電車の間引きも始まります。

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韓国のTVニュースで紹介された鉄道・交通関係のニュースを、翻訳の上アップ。
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